(頭イテェ・・・・・・)

頭がガンガンする。周りは真っ暗で何も見えない。
体は・・・動きそうだけど、動く気力がない。
目だけ開けて周りを探ると、デジタル時計が頼りなく光っているのが見えた。

「23:30」

(つーか、ここどこだ…?)
自宅にはHDDレコーダー以外にデジタル時計の表示をするものはないし
この時計の色はうちのと違う。それは理解できた。
とりあえず自宅以外のところに今俺が居るのは確かだ。
それに布団に寝かされている。着ている服は…スエットのようなものだった。
確か今日はパーカーにデニムだったから服が変わっているのも確かだ。

自分に何が起きたのか、全く思い出せない…。

そういえばさっきから水の流れる音がしている。
シャワー浴びてるみたいな…。


って、シャワー!?


え?え?なにここホテル?
俺なんか連れ込まれちゃったの!?
ヤバい事になったりしてない?
すっかりパニックになってるうちに水の音は止まってしまった。
ヤバい、逃げなきゃ。でも足腰が言う事を聞いてくれない。

(これって、薬漬け!?俺売られちゃうの!?)

怖くて怖くてどうにか逃げようと立ち上がろうとするけど
上体を起こすだけで息があがる体たらくだった。
そんな情けない格闘をしている間に

ガチャリ…

とゆっくりドアが開く音がした。
く、来る……。もう駄目だ……。
俺はどうする事も出来ないまま
ただゆっくりと開いていくドアを見つめる事しか出来なかった。

ドアの影から現れたのは男だった。
身長はたぶん190くらいあるだろう。
影の輪郭がプロレスラーのような体格を象っている。
威圧感のハンパない陰がゆっくりと音を立てないようにこちらに向かってくる。
体の震えが止まらない。涙が出てくる。まだ死にたくないのに!
恐怖に耐え切れず声を上げそうになった瞬間


「お?何や起きてたんか。暗かったから気付かんかったわ」


拍子抜けするほど軽い口調で話しかけられた。
この声は……!
あの大男!!

「あ、あ…あのここは……?」
「……?何や覚えてないんか?」

パチ。
うおっまぶしっ!

「何や、また泣いてたんか?」
「え、イヤ、あの…俺、俺、まだ死にたくないです!」
「……は?」
「なんでも言う事聞きますから!」
「……ふっ、はは、あははは、ギャハハハハハハ!!」
「…………?え、あのー…」

ひとしきり笑い終えた大男はしゃがみこんで
呆気に取られている俺の顔を覗き込みながらニヤニヤしている。

02


「ここ、俺んちやで。お前…すごかったでw」
「は……?」

俺は……一体何をしたんだ?
(´・ω・`)★☆(´・ω・`)★☆かいせつ★☆(´・ω・`)★☆(´・ω・`)

酔って記憶をなくして持ち帰りという流れは
原案(ゲイ向けエロ小説)の時からありましたが
記憶をなくしていたときの話が次回に続くという
いい意味でのじらしプレイはブログだからこそ出来たと思います。
ちなみに原案では主人公のパニックになる描写はなく
代わりに相手役が裸で出てくるというエロ描写がありました。

ちなみに「うおっまぶしっ!」というのは
MUSASHI-GUN道のネタです。